他国語を話す時の脳の働かせ方
上級者は以下のステップで他国語を話しています。
- 単語を並べる順番である構文、いわゆる5W1H(誰がいつどこで何をどうする)を用意する
- 話す内容の大まかなイメージをする
- そのイメージを構文に従って英語で表現する
- 声に出す
今回は、例として英語を使用します。
What did you do last weekend ? (先週末は何をしましたか?)と聞かれた場合
- 誰がいつどこで何をどうした を頭の中で描きます。
- 「先週末は公園の近所のコンビニでビールを買って公園のベンチで飲みながら昼寝をした」という記憶をイメージします。
- I /last weekend / at the park/have beer と、そのイメージを単語にします。
- それを構文にあてはめながら順番に声に出します。そして付随情報を付け加えます。
I went to the park and had beer last weekend. It was a nice day so I had a nap on the park bench.
この場合、最初から全て英語で考えているわけではありません。話しながら次に何を話そうか何を伝えようかとイメージしながら話をするのです。これは日本語でも同じ事です。
初心者は頭がフリーズしてしまう
同じ質問を初心者にしてみると、”Shopping”や”Resting”等と単語のみで答えようとします。
日本語に直してみると「先週末何をしたの?」と気軽に聞かれたのにも関わらず「買い物」「休んでいた」等の話す気がないのではないかと思われてしまう答えになっています。
もう少し経験のある方だと、”Shopping at the depart.”や”Resting at my manshon”など、一応通じるが内容的に広がりがない答えになってしまいます。特に後者は、manshonという造語まで登場してしまっています。実際の英語ではapart や roomという言い回しを使います。こういう方の頭の中では上級者とは違う処理を行います。
- 内容を考える
- 日本語で内容をまとめる
- 日本語に相当する英単語を思い出す
- 文法に従って単語を並べる
- 声に出す
上級者との差はこのステップにあります。日本語で考えてそれを英訳しようとするから、頭がフリーズしてしまい、簡単な言語や英語に無い和製英語を使ってしまうのです。
フリーズ現象の解決策
フリーズ現象を解決するには「その言語で考えて話す」事です。
初級者なら特に「目の前にある事をその言語で表現する」と言う方法でその言語で考え話す事が出来るようになります。
そのためには、物や動作を使って練習しなくてはなりません。例えば、ドアを開けた後に" I opened the door." と英語で表現します。ドアを閉めた後に" I closed the door. "椅子の周りを歩いた後で" I walked around the chair. "と英語で表現する練習をすれば、いちいち日本語で考えなくなります。これは、子供が母国語を学習するステップと同じです。
一旦「英語で考える」ことを習得すれば、目の前の物やアクションでないことも「英語で考える」ことができるようになります。 この「目の前にあることをその言語で表現する」という練習を20時間程度行えば、頭の中にその言語で話す回路が出来上がります。
このレッスンはバークレーハウス語学センターでは、SR(Stimulus-Response)またはlanguage through Action(体を動かしながら他言語会話)と呼んでいます。
バークレーハウスの基本的な言語教授法はこのSRもしくはLTAを利用する方法です。これらの教授法で習得できるのは、他言語を母国語とする人の考え方です。各言語の初心者で、実際にこれから現地に向かい現地で他言語を使用する方、もしくは長期間でハイレベルな他言語の習得をお考えの方にはSRとLTAが一番効率のよい習得法になっております。
一方で、一度そのような発想がみについている方、もしくはある程度言語を習得していて、更に学びたいという方には、それぞれ適した教授法を使用し授業を進めていきます。












